高配当金株の種類について

握手している男性

株の初心者が投資をスタートする時に注目すべき点として、値上がり益を狙うより高配当株を狙って、高い配当を得ることが良いと考えられています。
株価の上げ下げは投資家同士の売買により行われますが、株価はファンダメンタルズに大きな影響を受けます。
時系列で株価を上下させる要因となるファンダメンタルズは企業を取り巻く環境として常に背中合わせのリスクを抱えています。
為替や地政学リスク、原油価格など様々な問題が株価を上下させます。
株式投資に投資元本を割り込むリスクがある以上、繰り返しの売買はそのリスクを高めます。
しかし、配当を得るための目的で投資に取り組むのであれば、買い付け単価はそれほど問題ではありません。

これまでにも話したように配当金は株価や収益にも左右されますので、いつまでも高配当のポテンシャルを維持するということもありません。
とくにビジネスそのものにリスクがある企業の場合、現在は高配当でも何らかの悪材料により一転して無配に転落する可能性も含んでいます。
航空産業や自動車産業は事故に対するリスクがあり、最近の例では、エアバッグの爆発事故やリコール問題で、黒字であった企業が一気に赤字転落となり、上場廃止にまで至ったという例があります。
このように、投資した時は順調でも何が起こるか分からないのも企業の行方です。
将来、安定した配当金を得る為には年率の高い配当金をやみくもに狙うのではなく銘柄を選んで投資することが良いのです。

一般的に高配当と言えば、金融機関や大手自動車メーカーなど製造大手が目立ちます。
利益の高い製薬会社や金融機関の一角の証券会社や保険会社などもあります。
考えてみればどの企業の株価を押し下げる懸念はあり、配当金も下がる懸念は常にあります。
どのセクターにも多かれ少なかれリスクは存在しますが、業界で競争力の高い大手企業で直近3年から5年程度、増収益傾向が見られ、利益剰余金を潤沢に保有し、自己資本比率が50%以上と高めの企業を選ぶと良いです。
株の種類(セクター)よりも会社の財務体質や規模、市場競争力などに注目して投資に取り組むと良いです。

また、リスク分散のためには、異なるいくつかの銘柄に分散して投資することが良いでしょう。
航空会社で懸念が高まれば航空産業全体に懸念が広がり、その影響は製造業下請け企業にまで派生します。
自動車部品製造企業に懸念が高まれば、自動車メーカーに懸念は及びます。
ただ、市場競争力に優位な企業であれば、何らかの懸念を乗り越えることができます。
企業の余剰金は私たちの預貯金や保有金融資産と同様です。

不測の事態や急な出費に備えて貯蓄をする私たちですが、企業もリスクに対する備えや設備投資のために利益剰余金を内部留保として保有します。
競争力において劣勢な企業は買収により上場廃止することもありますし、破たんの可能性も否めません。
競争力において優位な企業はMアンドAによる合併でも合併比率が優位となります。
金融機関の場合、これまでにも合併を繰り返し、常に競争力の高い側が優位となり、現在のメガバンクとして生き残ってきました。
高配当の優良株を見極めるには長期でのチャート推移や収益傾向を把握し、同一市場での競争力の高い企業の銘柄を選び、異なるセクターで分散して投資することが良いのです。

サイト内検索